image2  平成28年9月  今回は、次回に続きまして消防用ホースの耐圧試験に関してです。試験方法に関しては、上記写真をごらんになっていただけるお分かりなると思いますが、ホース全体の耐圧性能試験ではなく、あくまで金具止め口付近のみ試験方法となっています。その他の部分は、通常点検時の目視点検のみで良いという事でしょうか。 悩み所としてはホース耐圧試験を行うか、それとも新品のホースを購入してしまうかの一点となります。要は試験費用とホース代金との比較ですね。試験対象となるホースは、製造より10年経過のホース、試験後3年置きに試験を行いますが簡単な費用比較方法としては、3回分(10年分)の試験費用(試験時に異常があった場合は、新品ホースと交換となりますのでその料金)と新品ホース交換費用との比較となります。これは、お客様の考え方となりますので私たちとしてもどちらがお勧めとは言えませんが、トータルの費用としては、耐圧性能試験を行う方が少しお安いでしょうか? また、耐圧試験を行う場合ですが、私どもの経験上、圧力漏れの多いホース形状は確かにあると思われます。その場合は、お客様に前もってお伝え致しますのでその際はよろしくお願いします。前回の連結送水管耐圧性能試験も同じですが、どちらを選ぶにしても少しギャンブル性があるかもしれません。ここからは余談(本当に独り言)になりますが、耐圧試験時の良否判定として、耐圧性能試験時、圧力の低下を生じない事とありますが、水滴が滴る程度の漏れでも確実に圧力の低下が見受けられますので不合格となり、その場合新品ホースと交換となる訳ですが、少しばかり 大人の事情? が疑われる法改正だなあ なんて思ったことを思い出しました。